マーケティングも守破離が大切。

ターゲティング


ターゲティングとは?

ターゲティングとは、セグメンテーションでグループ分けした市場の中で、どの市場(顧客)を狙っていくかを決めることをいいます。「標的市場の確定」ということです。STP分析のフレームワークのひとつで、特定の市場(顧客)にアプローチする対象を絞り込むことで、その市場(顧客)に合わせたコミュニケーションを効率的・効果的にとることができるようになります。万人受けを狙う場合、結局誰にも刺さらない特徴のない製品・サービスやコミュニケーションメッセージができてしまうもの。対象をはっきりさせることで、その問題を解消することを狙います。

セグメンテーションの項でも説明しましたが、ターゲティングは属性や行動のような切り口で特徴づけられたグループです。目的に応じてどのような切り口でグルーピングするのかを考えることが重要です。

ターゲティング

意味あるターゲティングを行う上で重要な4つの視点

1.市場規模は商売が成り立つくらい十分に多いものか?

2.その市場は成長性があるか?(成長?衰退?)

3.その周囲にいる市場に拡大するきっかけになるか?

4.しっかりその市場にアプローチすることができるか?

5.すでに競合が多くのシェアを占めていないか?

6.その市場にアプローチしたことで得られる結果が計測可能か?ターゲティングについて思うこと

さらに市場、つまり顧客に対する理解を深め、具体的にどのような価値を提供するか?どのようにアプローチをしていくかを考える上で、ペルソナが重要な意味をもってきます。

なお、個人的には「顧客を狙う」という表現自体はあまり好きではありません。

意図することはわかりますし、気持ちもわかります。ただ、「狙う」という表現を使い続けることで顧客を獲物のように捉えてしまい、ひどい場合にはすべてを自分都合、自分視点で考えてしまって、顧客にとっての価値が何なのか?それをどうやって伝えるのかなどといった、マーケティングの本質ともいえることが疎かになってしまうこともあるからです。

この言葉を使い続けることによって起こり得るリスクをしっかり胸にとめた上で、ターゲティングには取り組んでいきたいものですね。

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