広がるMBA取得の選択肢
MBAの取得方法には、大きく下記の4つの方法があります。
1) 海外フルタイムMBA(留学):主に英語
2) 国内フルタイムMBA:主に日本語(一部、英語で提供しているプログラムあり)
3) 国内パートタイムMBA:主に日本語(一部、英語で提供しているプログラムあり)
4) 通信教育(オンライン)MBA:英語・日本語ともに
どちらの取得方法であったとしても修了時にMBAの学位を取得することができるのですが、取得方法によって、履修期間やコスト、使用する言語やキャリア中断の有無などに違いがあります。例えば、通常、米国スクールは2年制が多く、イギリス・オーストラリアなどでは1年制のスクールが主流です。海外留学は実践で使える英語力の育成や国際的な人脈形成において非常に有効な一方、留学費用や仕事上のブランク(キャリアの中断)がマイナスになることも考えられます。
日本国内の社会人を対象にした通学形式のMBA(パートタイム)では、平日夜や週末を利用して授業が行われます。忙しい社会人でもMBAプログラムでの学びを得ることができる工夫がされている点がメリットだとも言えます。また、日本語のみでなく英語で受講することができるMBAのプログラムも増えてきました。ただ、授業の日時や場所が固定されているため、就業時間が不定期な方や出張が多い方、急な顧客対応などが頻繁に発生する方などは入学前に慎重な検討が不可欠となります。
オンラインで受講することができるMBAプログラムも増えてきました。日本語に限らず、英語で受講できる海外MBAプログラムの進出も見られます。オンラインで学ぶ最大のメリットは、いつでも、どこでも、好きな時に学ぶことができるプログラムが多いこと。多忙な社会人にとっては仕事と両立することができて大きな魅力でしょう。一部、通学や短期間海外のキャンパスに行かなくてはならないMBAプログラムも一部ありますが、それくらいならどうにかなる場合は、有力な選択肢として見てはいかがでしょうか。ただ、そのように便利なオンライン受講も、やはり学ぶ内容自体はハードなのでタイムマネジメントが肝になってきます。また、内容の難易度も高いため、しっかり予復習をする必要があるのは言うまでもありません。ひとりで課題に取り組む時間も多くなるので、自分で自分をモチベートする力も必要となります。
これらの点も踏まえて、どのようなスタイルのMBAプログラムがご自身の生活や目指していることを考えると現実的なのか、お考えになってみてください。まずはマーケティングなどを1科目から受講することができる、単科コースを受講してみてから決めるのでも良いかもしれません。ご自身にとっての大切な自己投資。ぜひ納得のいく回答を出されてくださいね。