このページでお伝えすること
そもそも、戦略とは何なのでしょうか?
元々は軍事用語ですが、ビジネスの世界でも使われるようになり定着してきている言葉です。しかし、意外とその言葉の正確な意味合いを理解している方は多くないかもしれません。様々な解説がありますが、ビジネスにおいて端的にいうとしたら、
「大局的に物事を捉え、どう自分の強みを活かして目的の達成のために展開していくか。そのために何をやって(リソースを集中して)何をやらないのかを決めること。」
だと言えます(よく山登りにも例えられます)。
技術の発展や生活の移り変わりなども速く、自分たちを取り巻く環境も、競合も、顧客も変わり続け多様化が進んでいます。そのような中で変化の流れを読み、自分の強みを活かしながら(時には致命的になり得る弱みを克服しながら)目的の達成に向けて突き進んで結果を出していくかが求められます。
戦略を立てる上で大切なことは何でしょうか?
1.強みは相対的なものです。
強みは相対的なので、競合や顧客が誰かによって変わってくるものです(競合に対する強みは優位性、顧客に対する強みは顧客に提供できる価値と言い換えてもいいかもしれません)。まずはそれをしっかりと把握する必要があるのではないでしょうか。
2.限られたリソースでまずはどうするか。
リソースが無尽蔵にあるようでしたらなんでもできてしまいますが、実際はリソースが限られているものです。現場でも「人が足りない」「お金が足りない」「時間が足りない」というのはよく聞くと思います。皆様もそうではないでしょうか。だからこそ、限られたリソースを有効活用して、目的を達成するために何に集中して何をやらないかを明確にしなくてはなりません。
これらを整理して、その時々で最適解だと思われる意思決定をすることが求められてきます。しかも、速やかにです。そのために役立つのが、まずご紹介する戦略立案のためのステップやその際によく使われるフレームワーク(3C、PEST分析、7S、SWOT分析など)と言われるものです。