ここまで情報を整理し、考察を深めてきたら最後にそれらをまとめて「要は、どういうことなのだろう?」と考える必要があります。
ここまで進めてきた分析自体はそれぞれ意味あるものですが、そのままだとバラバラなピースに過ぎません。それらを俯瞰して見て、それぞれがどういうつながりをもっていて、結局のところ何をしなくてはならなくて、そのためには何が課題で、どうすれば解決できそうなのかまで考えないとせっかくの分析が意味をなさないのではないでしょうか。具体的なアクションを決め、実行に移していくためにはこの過程がとても重要な意味をもってきます。
分析した事実や仮説をもとに「要は何だろう?」と考え、そこから「おそらくこういうことだろうけど、それは確かなのだろうか?他の選択肢がないかも含めて、再検証しよう」など演繹と帰納を繰り返しながらこれだというものに落とし込んでいきます。
産みの苦しみが伴うプロセスで、正解もない(そもそもすべてが流動的な世の中に正解などというものは少なく、多くはその時々で最適であろうと思われる解を導き出すというのが現実でしょう)ため、かなりパワーが必要です。しっかり取り組みたいところです。